春山合宿

春山合宿は5月3日から5日まで、5名のメンバーにて涸沢をベースキャンプに奥穂高岳を目指しました。

ゴールデンウィーク前半より天候不順、各地での山の事故が相次ぎ伝えられました。あらためて安全第一の登山を肝に銘じ、少し緊張感が高まります。

上高地より徳沢、横尾へと続く梓川沿いのルートは、登山者だけでなく多くの観光客やハイカーで賑わいます。今日は天気も良く、気持の良いアプローチ。6上高地より軽快に歩を進め、約6時間で涸沢に到着。テントの数は例年の3分の1ほど?大雨注意報が出たとのことで、かなりの登山者が早々に下山したようです。9

天気は100%確実に下り坂。とはいえ今日3日は5月の山らしく眩い光と輝きに満ち溢れています。7明日予定の、ザイテングラードから奥穂高岳のルートも良く見えます。4

夜半より強烈な風雨がテントを叩く。その勢いは未明まで全く衰えない。起床時、登頂を半ばあきらめていたが、らーリーダーより本日のアタック時間の猶予限界、または明日になった場合のタイムスケジュールの提示を受ける。しばし待機。良くても昼までは無理かと思っていたが、なんと奇跡的に急激に天気が回復!8時50分テント場出発。長野県警の山岳警備の方2名が登山者を見守る。ザイテングラードを登り詰め2時間少々で稜線に到着。岐阜県警の山岳警備の方のアドバイスを受けいよいよ奥穂高岳へ!3稜線上には多くのパーティがいたが奥穂高へ向かったのは我々含めて4,5パーティほど。下部のハシゴを登った後はいきなりアイス状の急斜面。激しい強風にあおられビビりながら緊張の登攀。メンバーの力強い存在に助けられ12時20分登頂!5午後から再び急変が予想される天候。時間勝負、即下山。強風は一向に衰えず下から突き上げてくる。2度ロープで確保してもらい穂高岳山荘のある稜線に無事到着。雲の流れが速く奥穂高の背景には瞬間青空も。2

ほっと一息、後は下るのみ。遥か下にテント場が見えてきました。らーさんがざっと数えたところ約70張りとのことでした。8夕刻より雪となりました。登頂の喜びと安ど感に浸り歓談祝杯。雪は翌朝まで降り続きました。

5日、6時10分下山開始。そのころには雪もやみ再び穏やかの春山の様相に。厳しかったその分、大変印象深くまた強烈な思い出となる登山でした。10

おまけ:初めて松本電鉄に乗りました。撮り鉄ではありませんが記念に1枚!!!

 

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