雪洞訓練 谷川西黒尾根

土合駅に駐車後、予定通り8時前に出発。残雪の少ない湯檜曽川沿いを眺め、ロープウェーを見上げ、鉄塔目指して登っていきます。雪面からの照り返しで眩しく暑い、晴天下の西黒尾根。The春山です。

 

「雪無かったら土合駅で野宿だね~」と言い合いながら2ピッチ半で現場に到着。あるある!! 二重尾根の鞍部は寡雪の今年もゾンデ棒が十分に埋まるほどの残雪。足元も平らで安心。さすが蛭Tさんのマイスペース!!

 

荷物を放り出し、童心に帰って作業開始です。人が座れる程度まで掘り進んだらスノーソー登場。掘るほどに圧雪が固くなり男手が頼もしい! コルセットを嵌めた蛭Tさんの活躍ぶりに、本職大工H暮さんの火が点きます。

 

女性2人(S&A)は防風壁のレンガ職人と化し・・・そして各々の出来上がりを見て大爆笑。性格がよく表れているような・・・。クイズ。左右どちらがS製?A製?

 

H暮さんとトイレも作りましたよ。

 

3時間ほどで棚付きの立派な雪洞のできあがり。力作を前に、陽があるうちは外で乾杯! 白毛門と上州武尊山がきれいに見えています。道々摘んできたフキノトウのお浸しが美味。

 

陽が弱まり、いざ雪洞へ。0℃以上にも以下にもならないこの環境が暖かいと男性陣。女性陣には寒くて堪らないのですが(笑)。でも風の音も揺れも無く静かで、予想以上に寛げる空間です。ツェルト1枚で風の感じ方も大きく異なり、雪山のスコップ・ツェルト装備の大切さを知りました。

 

そして周囲に誰もいないとなれば大宴会。箸を雪面に挿して吊るしたランタンの灯りで、おでんをつつきながら各自持参のワイン・ウィスキー各1本を開け、皆ご機嫌。蛭Tさんのブルートゥース対応小型スピーカー、大活躍。

 

外は見事な満月。雪面に月明かりが反射して、白毛門が鮮やかに写ってくれました。

 

寒い中で眠れるかな~と心配しつつも、結局夜半に何度か目を覚ましただけで「そろそろ起きるよ~」と5時半に声がかかるまでグッスリ。雪洞すごい!

 

西黒尾根からの谷川岳登頂は蛭Tさんの腰が完全復活してからのお楽しみとして、まばゆい景色を惜しみつつ1ピッチで下山。昼に帰宅し、あたふたと装備を片付けて、午後からは各自、地元の花見へと出かけた充実の週末でした♪

 

A

 

 

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