新緑の磐梯、大名登山!

開山翌週、新緑の磐梯山。中学の林間学校のときは大怪我で登れず、あれから20年後のリベンジです。(あれ、何歳サバ読んでる?)

目が覚めれば、もう現地。夜行バスから予約したタクシーに乗り継ぎ、早朝の猪苗代登山口へ。

…と、軽トラが止まり、迷彩服・角刈りのお父さんから威勢の良い声が。何か注意されるようなことしちゃったのかと思いきや、「荷台に乗ってスキー場カットして行け!」

お気楽な個人山行なので、ありがた~くご好意に甘えさせていただくことに。いや~美人は得だね~と相方と笑い(嗤われ)つつも、これがなかなかのスリルライド。新緑が目の前を駆け抜けていきます。

降車地点は、なんと沼ノ平直下。山頂1816mまで標高差1100mを登るつもりが、残るは花が咲き展望が開けるオイシイ行程のみ。標高差残500m(笑)。さぁ、出発です。

歩き始めると、たくさんの樹花が一つ一つ目に入ってきます。マイヅルソウが彩る明るい小路を10分ほどなだらかに登って、沼ノ平に到着。

水芭蕉も残ってるー♪

沼ノ平を抜けると頂上がお目見え。

岩なだれの山肌の向こうには、裏磐梯の湖。飯豊もスッキリと見えています。

清水付近には、コイワカガミやミヤマキンポウゲの群生が。

山頂標識は、山頂から10mほど見下ろす場所にありました。猪苗代湖はまだ雲海の中です。

飯豊の北、桧原湖の向こうには朝日と月山。まだ雪が残っています。

さらに吾妻・安達太良・那須・尾瀬と続く、360度の大展望。西吾妻から東吾妻にかけての穏やかな稜線が素敵です。これは歩いてみなければ。行きたいルートがどんどん増えて、嬉しい!悩ましい!

8時前の静かな山頂をのんびり楽しんでいると、超ハイテンションの普段着(?)男子5人組が登場。地元の子ども達かと思ったら、後日の例会でM輪くんが引き連れてきた自衛隊パーティと判明(笑)

あっ、猪苗代湖が見えてきましたよ! あの麓から来たんだ~(自分の足でではないが)。

下山は裏磐梯へ。八方台との分岐を過ぎると途端に静かな路に戻り、またまた樹花に足が止まります。モミジは紅葉も好きだけど、花もプロペラ様の種も好き。

ベニバナイチヤクソウの蕾かな?

銅沼に到着。この沼からの流れが麓の五色沼の色合いを様々に変化させているんだとか。青空から降り注ぐ陽射しと虫の音には、もう夏山のような力強さがありました。ひんやりした木陰の大岩に足を投げ出し、お昼休憩。「幸せ~♪」の一言に尽きます。

この上ない晴天と展望と地元の方のご好意に恵まれた、登り2時間・下り4時間の大名登山。磐梯山はこれが最初で最後になっちゃうかも(笑)

A

 

 

 

 

 

 

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