高水山~棒ノ折山~本仁田山

前日の天気予報はあまり芳しくない空模様。雨の中歩くのも風情があって良いかな、と出かけることに。未明から降り始めた雨は、軍畑駅を降りた時には全く気にならないほどの小降りに。高水山に着くころには雨も上がり視界も明るく開けてきました。高水山からほんのわずかで岩茸石山、そして黒山へと向かう。登山道には落葉が広がり、秋の様相を描いています。薄日が射したかと思うと、一転、また雨が降りだしました。幸い樹林の中、全く気になりません。樹々の葉に雨がふれあう音だけが静かな山道に流れています。黒山を経てゴンジリ峠、そのまま直進すると、昨春連れていってもらった、温泉がゴールになる沢沿いのとても素敵なコースです。今日は左に折れ、棒ノ折山へ。全く期待していなかった展望が、明るく広がっていました。新宿のビル群から奥武蔵、秩父の山々へと連なる美しいパノラマです。ここから日向沢の峰へ向かいます。昨年山の会の先輩Y岡さんが「棒ノ折れから奥多摩へ行くルートがあるよ」と勧められ(そそのかされ)たのがまさしくこれから進むルートになります。逆ルートは昨年歩いているので何となくイメージは掴めています。(その時の様子は)

本仁田山 川苔山 棒ノ嶺ハイキング 

少し緊張するルートです。切り株の黒々とした塊が視界に入るたび「ドキッ!」とします。熊さんにだけは頼むから会いたくありません。ルートを外さないように注意深く慎重に進みますが、2度3度コースアウト。進むにつれ秋の彩りがより強く感じられるようになってきました。

日向沢の峰への最後の登り、かなりの急勾配です。直下にたどり着きほっと一息。ここから川苔山へのコースはかなり崩壊していました。川井駅や鳩ノ巣駅へのコースも橋が損壊していたりと、先般の台風の影響でしょうか、あちこちでダメージを受けているようです。川苔山周辺はより一層紅葉が進み始めています。川苔山山頂のモニュメントです。この周辺はゆっくりと訪れたいところですね。さあ、ここから最後のピーク本仁田山へ。下り基調の登山道から本仁田山が見えてきました。「あそこまで登り返すのか」一気に下り我慢の登り、ワクワク感を感じながら、疲れた身体を奮い起こします。鹿たちの活動が活発になる時間でしょうか。あちこちで「キャヒーん」とも「クィッキー」とも聞こえる甲高い鹿の鳴き声が響きます。一頭、左前方をドドッーと駆け降りて行きました。静かに通り過ぎますので、鹿さん、あまり怒らないでくださいね。最後のピーク本仁田山に到着!ちょっと味気ない標識ですが,,,後は奥多摩駅目指して。下るのみ。さあ、暗くなる前に駅に到着しましょう!というか樹林の中はもうすでに真っ暗じゃん!トホホの気分です ⤵⤵⤵

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