甲武信ヶ岳 ピークハント(沢より変更)
目的の沢は笛吹川東沢釜の沢!・・・でしたが、7/18は台風後の台風一過を期待したものの、朝から雨。
メンバーはヒルティ、石ともちゃん、そしてもっち。
西沢渓谷の駐車場につくも、寒い…。ひとまずは行ってみないことにはわからないのと、昼頃には雨も上がる予報を信じて、沢装備にて7:50出発。
鶏冠谷出合の渡渉点にて3人で渡渉を試みるも、沢の3分の1も進んでいないのに腰に迫る勢い。早々に撤退決定です。
そして、沢装備解いてガチャものをデポし百名山の甲武信ヶ岳へと目標変更。
9:30徳ちゃん新道より山頂を目指します。
道はよく整備されていて、特に難しいところもなく歩きやすい。しかし雨はやむ気配がない。
お昼を過ぎても、雨脚は弱まらず、今夜の泊りの心配が頭をよぎる。
我々の目的は沢登り。もちろん、泊りはタープ(焚火付)の予定だったわけだが、小屋の前のテント場で焚火ができるわけでもなく、そうなると腰まで浸かった上にシトシト降り続く雨と、雨具でのサウナ効果でびしょびしょの状態で夜を明かすのか。。。寒すぎる。
過去の教訓で、私はシュラフをばっちり持ってきてるものの、石ともちゃんは軽量化のためシュラフカバーのみ。。。焚火がなければ服も乾かず相当つらいはず!
心の中では、小屋があるのなら暖かさはお金で買っても…などとも頭をよぎるが、ここまでテントタープだけで泊り山行してきてると、小屋に泊まるのも負けた気もするような。。。葛藤はとりあえず小屋に着いてから考えようということになった。今日は天気も悪いし、山頂は明日に残すとのことで、小屋が本日の目標となる。
小屋につくと、沢登り予定を変更してきたという人がちらほら。
諦めきれないリーダー、小屋泊りにやや抵抗あるもののテント場でタープもなぁとどっちつかずのもっち。
最終的には「寒いので小屋にしてください!」との石ともちゃんの意見により素泊まり決定。この決断が、この後の快適空間へと繋がることになる。
その後は外テーブルにて夕飯を食べ、他のテント泊の人や宿泊の人たちと消灯時間までたっぷり飲んで話して盛り上がり、悪天候ということもあり程々の人数での小屋泊りは快適この上ない。予想していたいびき問題なども皆無!朝まで暖かいお布団でゆっくり寝ることができました。
翌朝、空身で山頂に行って、後は下山のみということで、4時半起床。荷物をまとめ早々に外のテーブルに出ると、ちょうど日の出のタイミング。
昨日までとは打って変わってとても気持ちのいい空です。
いつも通り朝ご飯を食べて、空身にて甲武信ヶ岳山頂へ。
風は強かったですが、富士山もよく見えました。
残すは下山のみ。登りで5時間半かかった行程も、下りはいいペース。尾根の途中では雲海もきれいに見えました。
とても整備された登山道で、楽しく登ることができましたが、やはり沢に行けなかった心残りが。
前日が嘘みたいな晴天で、19日は沢日和(水量は多いでしょうが)。小屋で色々お話を聞いたりもして、この山域の他の沢にもいろいろ行ってみたいなぁと思いました。
帰りはお土産にお風呂に、渋滞もなく快調に家路につきました。