京成線沿線さんぽ(船橋)の巻

京葉湾岸エリアの埋め立てが本格化したのは戦後復興期以降だから、少し前まで、海って今よりもっと暮らしに近かったんじゃないのかな。前回素通りしちゃったけど、もっとゆっくり歩いてみよう。

20年ぶりの船橋駅。JR南口で早々、見つけました。今から約100年前の船橋の鳥瞰図。左下は海苔養殖でしょうか。

住宅街のほんの一角に東照宮が。徳川家の狩猟用御殿跡の一部に建立されたもので、国内最小の東照宮なんだとか。愛嬌のある三猿がいました。

海老川近辺は染色が盛んだったそうです。江戸後期に創業されたつるやさん。あいにく休店日でした。

こちらも現役で開業されている森田呉服店。手拭いのラインナップがすごかった! 400種もあるそうです。クラシックパンツって・・・褌かな?

マンホールのデザインも舟。

海老川に沿って下流へゆるゆる行くと、さっそく舟が!

橋の下にも係留されていました。宙釣りの荷物には「ちばのり」。

周囲の川縁には資材?廃棄物?もらって帰りたい💛

貝の出荷作業をされていました。周囲は(というか出荷作業場も)普通の住宅です。川と生活の場がこんなに近かったなんて、思いもしませんでした。

水産物屋さんの案内の向こうは・・・

自動販売機(笑) 初めて見た!

川縁に降りられる所もあります。

貝ってこうやって獲るんですね。クマデみたい。

あっ!うっかりしてた!人気のランチ店に行くのを忘れて、ついつい船橋漁港の奥の水門まで来ちゃいました。急いで大神宮下駅まで戻って開店時間前に着いたけど、既に「今日のランチは終了」・・・。

交差点から見上げた船橋大神宮の桜。

この大神宮にも海の縁のものがありました。灯明台です。戊辰戦争で焼失したものが1880年に再建されて、1895年まで政府公認の私設灯台として使われていたんだって。

さて、海側へ戻りますか・・・。京葉道路の高架下に、昔の舟が展示されていました。60年ほど前まで、船橋漁協の全漁師さん約1000人がこの舟で貝漁に携わっていたんだそうです。

看板は3つ並んでいるけれど、競馬場以外は廃止され今は券売場だけが残っているそうです。整理券が配られていて、「今だと最終レースが終わっちゃうくらい」盛況らしい。競馬場はコロナで閉鎖中でした。

・・・とここで、大神宮から了源寺に寄るのを忘れていたことを思い出し、船橋競馬場駅を抜けて再び山側へ。幕府から時の鐘として公許された鐘楼堂があるお寺。1871年というと、今から150年前まではお寺の鐘が時計代わりだったんですね。残念ながらコロナ禍で門徒以外は立入禁止・・・。道沿いの垣根から少し見えました。

再び海側へ。ららぽーと前の陸橋から競馬場が見晴らせました。今まで全然気づかなかった。それにしても広―い!

湾岸線の歩道から。厩舎と厩務員さんの家でしょうか。車で通り過ぎるだけだと見えないものが、散歩の楽しみ。

谷津干潟に到着。

シンクロナイズドスイミング? 2羽揃ってお食事中。

湾岸線に沿って約3㎞続く香澄公園を通り、幕張へ。桜が咲いたら見事でしょうね。

バイパスを越え千葉市内に入るとすぐ、免許センター前にシェアサイクル。これに乗れば自宅の近くまで・・・。誘惑が・・・。

結局そのまま歩き通し、17時過ぎに自宅に到着。中庭のコブシが開いていました。

山ではアウトな無計画も、街歩きならではの楽しみがあって気楽です。でも船橋の山から海へ2往復半、やっぱり無駄だったなぁ(笑)

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