石筵川 日帰り

2021年6月27日 銚子ヶ滝入口駐車場~石筵川入渓~左股~船明神山~駐車場

■銚子ヶ滝入口駐車場~石筵川入渓
 安達太良山の麓まで習志野から約300km、早朝3時に出て東北自動車道にのり現地には6時半に着く。銚子ヶ滝入口の駐車場に車を停める、路肩らしき駐車場には3台は停めれる。雨を心配したが雲は明るく降りそうもない。駐車場で沢の装備をして7時15分に出発し、整備された山道を銚子ヶ滝に向かって歩く。銚子ヶ滝に寄らずして、分岐を和尚山に続く山道に進み、石莚川を渡渉するところから入渓する。

■石筵川入渓~二俣
 川の幅はそれなりに広い、水量はやや多い感じだが歩くには支障はない。深みには入らないように、大小の石をつたって川の右側左側と歩く。大きな岩を流れる所や深い淵がある所は、数メートル高巻く、右から2回は巻く。ゴーロが長く続き、入渓から約1時間ほど歩くと最初の大きな滝が現れる。
 高さ15mほどあるこの滝が石筵川の核心部のようだ。滝の右壁をリーダーIさんがトップで登る、ビレイはKさん、自分は見学です。3mぐらいの高さまではロープは無くても安全に登れそう、残置ハーケンがあり支点がとれる。その上が問題、畳のような一枚の岩がせり出し、それに上がろうとするも、手で掴むところ、足をのせる安定したところがなく、苦労して登攀していた。続いて自分が登る、岩がせり出している所は完全にロープに頼る。最後にKさんが登る、ロープに頼ることなく登り切っていた。ここでは8m×20mの補助ロープが役に立ったが、ロープを張ると残り2mぐらいしかなく、ぎりぎりの長さではあった。
 滝を登り終えると、これまでの渓相は一変しその先にはナメ床が続いている、水の流れがとても綺麗だ。100mはあるナメが少しずつ形を変えながら断続的に続く。心地よく歩く。しばらく歩くと滝が現れ、またしばらく歩くと滝が現れ、いずれもロープは出さずして登れる。ナメ、滝を登り終わると、あとは単調な川歩き、長く感じる。途中、幕営できる場所が2カ所ほどあった、石筵川は1泊で登るのがいいのかもしれない。
 

■二俣~船明神山
 入渓してから約4時間30分で二俣に到着。右は安達太良山と和尚山の稜線へ、左は船明神山に上がる。左股を進む。ここまで来ると水量も細り川から沢にかわる。なだらかな登りで沢としては歩きやすいが、両側から迫る藪がうるさい。両手で藪をかきわけ、滑らないように足元を見ながら、しかも腰をかがめてくぐる様に歩くのは、意外と辛い。いつになったらこの藪沢歩きが終わるのかと進むと、やがて船明神山の稜線が見えてきた。かがて藪も少なくなり、沢が枯れたあたりに来ると、視界がいっつきに開けた。安達太良山山頂が望める。とりあえず沢歩きが終わる、装備を外し、沢靴を履き替える。
 ガレた谷を上げて船明神山へ。ここから一般の登山道を下る、笹が狩りはらわれ、山道は踏み固めれ、とても歩きやすい、2時間ほどで銚子ヶ滝入口駐車場まで戻る。
 

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