千葉岳連山スキー &スノーシュー

2月18、19日千葉岳連山スキー&スノーシューに参加しました。本来の山スキーの計画にスノーシュー組として混ぜてもらいました。場所は野沢温泉周辺です。

千葉県内を午前2時過ぎに出発。戸狩温泉より4kmほど北上し、スノーシュー組の二人、S女史とOT朕を温井まで送ってもらいました。この後、山スキー組は他山岳会のメンバーと野沢温泉スキー場で合流です。

7時25分小雪が舞う中、鍋倉山へ向かって出発。二人ともスノーシュー体験は今回が初めて。そしてS女史の冬靴は本日初デビューとなります。(パチパチパチ)

鍋倉山へ向かうといっても本日のテーマはスノーシューでの雪遊び。途中2名の山スキーの人たちが追い越して行ったきり前後には他パーティの姿は見えません。序盤の雪原はやはりワカンと違うスノーシューの威力を大いに発揮。深い雪に足を取られることもなく快調に進みます。初めてのストックワーク、なんて楽なんだろうとすでにスノーシューの魅力にはまっています。赤布のルートは、当初描いていたートよりかなり北側へと導いています。事前の情報では私有地に立ち入らないような設定に戸惑う人も多い、とありましたがこのあたりの事かなと納得。急斜面もぐいぐい進みます。

雪は小ぶりながらだんだん視界が悪くなってきました。これ以上ガスるようだったら戻ることにして、コンパスで何度も下山時のルートを思い描きながら登っていきます。幸い、赤布が確認できるためコースアウトは避けられていますがイメージよりかなり北側に追いやられています。

進行方向の左方面、つまり西の方角が目指す鍋倉山の山頂になります。初めての山域、赤布を無視し、ましてや新人(いつまで新人?)のS女史を引き連れコース変更する勇気はありません。急斜面の樹林帯をトラバース気味に進みます。どうやらこのルートはいったんコルに出てそこから山頂に向かうようです。

それまで快適だったスノーシューも谷側に滑り落ちるようになります。コル周辺から山頂への登りにかかると、クラスト気味。ピッケル1本あればどうということのない斜面ですが、この辺りがスノーシューの限界かな。ストックでは滑落停止もできません。無理せずここで下山することにしました。

実はS女史はずっと滑り落ちる恐怖を感じていたとのこと。平気な顔で恐れなどおくびにも出さず、ひと言も怖いと発しないので、ぐいぐいと引っ張ってしまった冷たい私でした。

その後「怖かった~この鬼ィ~!!」とののしられながら登ってきたルートを確認しながら降りていきます。天気は回復、青空も見えてきました。スノーシューで急斜面は下りにくいなぁと思っていた矢先、転倒!頭が完全に下方向になりなかなか起き上がれません。

OT朕、あえなくOT沈となってしまいました。本日はこれにて終了。

チ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン!

スキー組と合流し宿へ。近くの温泉でゆったりと。宿の食事は結構ボリュームがありました。みんな寝不足でお疲れ、お酒もそこそこに早めに就寝、明日の活動に備えます。

 

 

 

 

翌日のスタートも温井から。S女史が、朝の素敵な温井集落の情景を撮りました。スノーシュー組は、足跡ひとつないこの美しい雪原の左手から羽広山のブナ林を散策します。今日こそは約束通り楽しい楽しいスノーシューハイクに、と心に強く誓う私です。

出発前4人で記念撮影。スキー組は、他の山岳会メンバーと総勢11人ほどで鍋倉山へ出発です。

朝方まで降っていた雪も完全にやみ、眩しい太陽が輝きます。

宿り木や小枝の表情など自然観察。

小さな動物のトレースが斜面から樹林を通り、里の方まで長が~く伸びています。青空と雪の斜面のコントラストが眩しい。

静かな山里の風景は過ぎ行く時間を忘れてしまいます。のんびり歩いた後は、天気も良いので雪上ランチ!ウインナソーセージにじゃがりこを加え、チーズをトッピング。じゃがりこはなかなか良い風味と食感!

続いてクリームシチュー、とろりとして優しい味わい。お次ぎはアルデンテにこだわったバジルスパゲティ。雪上で太陽の日差しを浴びながら食べるランチは格別です。

ここでも斜面を横切る動物の足跡を発見!今日は約束を守って楽しい楽しいスノーシューハイキングになりました。

2時過ぎ、スキー組が滑り降りてきました。お疲れ様!

雪山登山とはちょっと違ったスノーシュー体験、ぜひまた冬の活動メニューに加えたいですね。

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