高尾山ぐるっと一周360°
高尾山を囲むように、ハイキングコースをつなげて、ぐるっと一周するプランを立ててみました。実際に歩いたルートの概略図です。高尾駅北口をスタートし高尾駅南口がゴールです。
とても良い天気!朝の光に街道脇の木立が、とてもきれいに輝いています。八王子城址、まずはのんびりと古道を巡り、会所跡など歴史遺構を散策。そして旧道を登って行きます。関東平野遠望の先にはうっすらと筑波山、そして日光の山々まで望めます。ほぼ北方向から、今日は登らないけど本日の主役高尾山です。天守閣跡を過ぎ富士見台へと向かいます。居合わせた方と見事な富士山を眺めながら少々お話、山談義。
杉沢の頭を過ぎ狐塚峠に到着。堂所山を経て景信山に行くかどうしましょう?そこそこ長いルートになります。この標識の裏手、小下沢林道を下る景信山への最短ルートを選びました。この時私は「狐」の文字をもっと強く心に刻んでおくべきでした。
林道を一気に下り小下沢野営跡、ここから景信山へ登り返します。
沢沿いの静かな山道です。きつい登りが続きますが、このルート、静寂に包まれた心地よい空間です。このあたりの山域ではトップクラスの魅力に溢れていました。もうひと登りで景信山、と気持ち良く歩き続けましたが何か変、なんといつの間にか林道へミスコース。戻るのも面倒だ~!とそのまま林道を詰め、出くわした登山道を登り稜線へ。関場峠、元のコースの延長線に合流となりました。結構な時間と高低差のプラスアルファ。自分のミスを棚に上げ、「狐」の仕業にしてまあいいかと前向きに進んで行きます。熊笹に覆われたからりと明るいとても歩きやすい山道です。
堂所山に到着、立派な標識です。今度こそ間違えないように景信山へ。
景信山、西北方面からの高尾山です。小仏峠到着。相模湖方面、この時間になるとさすがに富士山も雲に覆われてしまいました。城山から大垂水峠に進みます。ここも一気に下って行きますがずっと歩きやすい山道が続きます。大垂水峠では一度甲州街道をまたぎます。突然現れる車道、ちょっと面白い。さらに大洞山、草戸山へ。傾いた午後の日差しが、津久井湖のとてもきれいな景色を描いています。草戸山を過ぎ草戸峠、だいぶ日が暮れはじめました。東南方向から最後の高尾山です。
ここから高尾駅まで、日没との競争です。実際にかかった時間よりとてつもなく長く感じました。今さらながら「狐のロスタイム」が恨めしい。ちょっと寂しげな高尾の街灯り、明るく輝いているのは八王子方面ですね。まさか狐火ではありませんよね?