2020沢はじめ 神流川金山沢・両神山

両神山へ西から突き上げる神流川(かんながわ)金山沢。ほぼ全面ナメで傾斜も強くなく、6月の沢始めにと選定。遡行・下山各2.5時間と半日で終わるつもりが…。

群馬県側からのアプローチで、自粛明け2日目ならではのハプニング。国道299の分岐で通行止め…。ダメ元で埼玉県側から再アプローチ。こちらの通行止めは入渓地点の50m先からでした。セーフ!
9:15スタート。落合橋から出合まで数分下って遡行開始。10分も行かないうちからナメが連続します。
晴天、沢日和です。
小滝を過ぎてどんどん行くと…
120m、緩傾斜の大ナメ滝。どこまでも歩けそう。
…と、ここで手痛いルートミス。遡行図だけに頼り、作図の誤りに気付かず…。この支流を登った他会の記録を読んで「?」と思ってたけど、きっと同じ遡行図で同じミスをしたんだな…。あー馬鹿だった!と後悔するも後の祭。
なんとかザイルなしで10mの滝も登ってきたのに~。尾根までの高度は残100m。このまま突き上げると尾根道で良い思いをしないと先の記録を読んでいたので、トラバースを選択。
正しい支流に出て、枯沢と小滝が続くルンゼを詰めていきます。
最後の取りつきではギンリョウソウがチラホラ。
1時間半遅れで狩倉尾根に到達。一般者通行禁止の白井差ルートと合流してから、一般登山道に合流。
「二等三肉点」に見える!!!と笑うH嬢の言葉に、すかさずそこへ座るリーダー。
八丁峠経由で下山します。地図上は10~20mの軽いアップダウンを繰り返すなだらかな尾根に見えるけど…
実際は…
行蔵峠までの2時間は全て鎖。5歩も歩かず次の鎖。去年、八海山で岩トレしてくれたラーさんにひたすら感謝!!
そして刃渡り。両足親指と拇趾球を全廃している私に、泣き言はスルーの素敵な仲間たち。やむなく先頭のまま通過。
その先にアカヤシオの咲き残りが。自身の置かれた条件下で淡々と努力するしかない。励まされました。
八丁峠からは平和な路です。日のあるうちに無事下山。
これまで6回ほど沢山行に参加して、今回初めて「先頭を行け」となったけど…。自分の判断力と足だけが頼りとなると、基本的な知識・技術にルート管理、そして事前の情報収集や行先の選定も課題が明確に。宿題の多いシーズン明け一番となりました。インソールも忘れたし(笑)

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