9月23日久々の一ノ倉沢烏帽子岩 南陵
中堅メンバーのバリエーション山行も経験を積んでいよいよ
一の倉沢烏帽子岩南陵に行ってきました。
今回は、会のメンバー2名と、同地区の大学山岳部員2名と
パーティーは別々ですが、行動をともにしました。
前日の9月22日15時に津田沼より3名で出発、松戸で1名ピックアップして
土合駅に、20時頃に到着、ステーションビバークします。
夕食を取っていると、千葉岳連の4名も偶然となりに到着、明日の成功を
前祝い。9月23日3:20頃に起床、3時50分ごろに出発。一ノ倉出合いに
5時40分頃に到着。天気は、まあまあ、結構登っている人がいます。
雪渓は、まったくありません。一ノ沢を過ぎて、ヒョングリの滝の巻き道を
行くと、人が並んでいます。懸垂下降点です。ぼろぼろのフィックスもあります。
パーティーの技量により、クライムダウンしたり、懸垂下降したりしています。
我々は、懸垂しました。テールリッジに移り、快適に登っていきます。
ちょっと、不安なところにはフィックスがありますが、中芯が出ているものもあるので
使うかは、本人次第です。
一番怖い箇所は、立派なロープがあり、アプローチシューズの性能も良いので
ロープを伝って、スイスイ超えます。ロープがないと怖いところです。
南陵テラスに着くと、すでに登っているパーティーが2パーティー、待っている
パ-ティーが3パーティー、我々は、6番目ぐらいです。後から続々到着します。
最後には、全部で13パーティーぐらいだったと思います。
滝沢スラブが変わらず美しい。全体的に草付が多いような気がします。
馬の背リッジを快適に。ルートを間違っているパ-ティーがいますが、
ここは、このピッチをスタートすぐに右から回り込み、馬の背リッジです。
高度感あります。
谷川岳の岩に慣れて余裕も出てきました。ただし、前日までの雨模様の天気により
全体的に濡れ気味で、最後のピッチは特に、登り始めが濡れていて、シューズが
濡れてしまい、垂壁も染み出しだしが多く、1歩が滑りそうで怖いです。
安全に、A0を利用して、超えました。計画では登攀終了点より国境稜線まで行こうと
思いましたが、時刻が昼を過ぎて、稜線までの間で崩壊している箇所があり、
時間がかかるとの情報により、懸垂で降りることにしました。
順調に下降して、2ピッチ目の最終パーティーがちょうど登っていなかったので
6ルンゼの後、南陵を直接下降しました。
天気は、どんより曇り、夕方か夜に雨になると予報が変わりました。
17時40f出合いまで戻りました。
無事戻り、一安心。
まだ、下降中のパーティーは相当います。
南陵は混みますね。