朝日岳・雪倉岳~鉱山道

10/9 蓮華温泉~朝日岳~朝日小屋

北アルプス最北端、朝日岳(300名山)・雪倉岳(200名山)を踏み鉱山道を下るマイナールート。まずは蓮華ノ森から湿原へと続く木道歩き。夜半の雨は上がったがスリップしやすく、足運びに気を遣う。瀬戸川出合まで330mを下り切り、2時間の急登が続くカモシカ坂から五輪尾根の登り返し。地図に「登り10時間」「健脚者向け」と注意記載の多い尾根だが、広葉樹林帯の気持ち良い路だった。花園三角点の手前から栂海新道への路を分ける吹上のコルまでは、草紅葉の中を行く緩傾斜の木道歩き。途中50mほどの崩壊地にはロープが張られていた。吹上のコルには、栂海新道ファンの笑みがこぼれそうな山岳会名の素敵な看板が。 出発から7時間弱、朝日岳に登頂。雪渓近くにはミヤマリンドウ・タカネマツムシソウなどが咲き残っていた。山頂から300m弱下り、朝日小屋へ。小屋閉め前日だったが、今日は使わないとのことでヘリポートに悠々と幕営。 10/10 朝日小屋~雪倉岳~蓮華温泉

朝6時。剣岳のモルゲンロートに出発直後から足が止まる。「水平道」とは名ばかりのアップダウンに鎖場の2時間を経ると、白馬連峰を望む湿原の木道歩き。雪倉岳山頂へのガレた稜線は、登るにつれて毛勝三山、白山、富山湾、北信五岳と周囲の展望が次々と現れる。 山頂に出た途端、白馬連峰から剣岳の絶景が目に飛び込んできた。快晴・360度の大展望に、30分の大休止。 避難小屋へと220m高度を下げ鉢ヶ岳を巻くと、行程最後の登りとなる鉱山道分岐への登り返し。分岐からは雪倉岳の奥に日本海を望みながら、ザレた広尾根を一気に下る。塩谷精練所跡まで下り草付きから樹林帯に入ると、徐々に紅葉の世界に。急な片斜面に足幅程度の路が続き気が抜けないので、何度目かの渡渉で大岩の上に足を投げ出し、大休止して紅葉を満喫することに。快晴・気温20℃。紅葉を望みながらも、カライトソウが青空に映えて夏山のよう。 神ノ田圃で展望と紅葉を見納め。沢を下る箇所は水が枯れており、靴を濡らすことなく下山。紅葉日和の週末、白馬岳への登山口でもある蓮華温泉からは、帰路3㎞先まで路駐車が続いていた。
A

関連記事

コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る