高川山 岩殿山

列車からホームに降りるや否や、冷気に身体全体が覆われます。

初狩駅から高川山へスタート、とても良い天気です。進む方向とは逆の、背後に見える朝の日差しを浴びた滝子山、明るくて、何だかとても温かそう。それとは真逆な、日の当たらない凍てつく北側斜面、ほのかに青暗く物寂しい登山道です。とにかく寒い、冷凍庫に入ったように、身体がどんどん冷えていきます。その寒さ冷たさから逃れるように、自然とペースも足早に。どんどん登って日の当たるところまであとわずか。やっと少しは温かくなるかと思いきや、冷たい北風が激しく吹きまくっています。

頂上に着きました。青空を背景に美しい富士山の姿に目を奪われます。山頂付近に舞う雪煙が、風の強さを物語っています。

熱いコーヒーでも飲みながら、ゆっくりと景色を楽しみたいところですが、冷たい風は容赦なく、私を頂上から追い払います。日当たりの良い稜線上も、太陽の温かさより風の冷たさが勝り、冷えた身体をフリーザーから一気に電子レンジで解凍とはいかず、とにかく歩いて歩いて身体が温まるのを待つのみです。

都留市の市街を右下に眺め、気持ちよく下っていきます。弁慶岩という大きな岩を見てさらに下って行き、、、あれ変だぞ?あっ、やってしまいました。快調に歩き続けたが故の初歩的失敗、分岐で思わず、はっきり登山道と書かれた標識に無意識に従ってしまったようです。予想外の登り返し、まぁいいか。こちらのルートでも問題ないのですが、当初より予定していたルートに戻りまだかまだかとむすび山へ。

右前方に菊花山、奥に扇山。眼下の大月市街に下山です。そして、大月のシンボルともいえる岩殿山、一度は登っておこうと畑倉ルートの登山口へ。一度下山した後、再び登るのは、ギアチェンジが難しい。ゆっくり行きましょう。この岩殿山の北側の登山道も、今朝同様まだカリカリに凍り付いていました。

広々とした山頂に着きました。先ほど見た方向の、ほぼ反対側からの大月市街です。

富士山は、強い風に導かれた雲に、纏われはじめたようです。

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