沼津アルプス
寒いのはいいかげんもう嫌だなぁ、何処か暖かい山は無いかなぁ。
海の近くに行けば少しは暖かいかも。以前行った三浦アルプス、鎌倉アルプスを思い出しました。それならばと、海の見える三大アルプス?(初耳)のひとつ沼津アルプスへ行くことにしました。
沼津駅から少し歩いて登山口へ向かいます。市街地から突然の登山道、一気に急な登りです。ねらい通り、まったく寒くありません。早々とアウターはザックの中へ。香貫山展望台から沼津市街全体が見渡せます。雲の多い空模様、うっすらと愛鷹山の長い裾野は、駿河湾まで伸びています。モニュメントがありました。もっと視界が良ければ愛鷹山と富士山の競演が見られるところです。香貫山、標高の低い山ですが、沼津アルプスと言われているこのルートは、低山ながら、アップダウンの連続です。ひとつの山を登ったら、一気に下り、そしてまた次の山への繰り返しです。
造船所でしょうか、カンカンと響く金属音、車のクラクションや何かのアナウンス。騒音でなく活気のある街の、心地良いサウンドとして聞こえてきます。横山を経て広々とした山頂の徳倉山です。まだまだ冬の1月ですが、自然の豊かな生命力を感じます。スッと視界が広がり海が見えてきました。志下山、少し青空も広がってきましたね。前方にこれから登る鷲頭山が見えてきました。右手には静かな駿河湾から長く伸びる伊豆半島、振り返れば美しい沼津の海岸線も見えます。山を歩いて楽しんで、海を眺めて楽しんで、楽しさの二重奏です。
本日の最高峰392mの鷲頭山に着きました。この辺りから岩のやせ尾根が続きます。やはり海の近くの山、海底隆起の特徴ある岩がそこかしこに。最後の山、大平山山頂です。下山途中、振り返れば、左の鷲頭山から右へ大平山、登って降りてまた登る、波のような曲線です。海抜、限りなくゼロからスタートした沼津アルプス、最後も海抜ゼロの海にて終了です。折角の機会、駿河の海の幸を
よろしければ以前のレポートも併せてご覧ください。
鎌倉アルプス 衣張山 | ならしの山の会 (narashinoyamanokai.jp)
三浦アルプス | ならしの山の会 (narashinoyamanokai.jp)