西丹沢モロクボ沢・畦ヶ丸

2週連続の梅雨の晴れ間。せっかくなので、前週(神流川金山沢)の宿題をこなすべく西丹沢へ。

所々、昨秋の台風の爪痕が残っていました。用木沢出合の1.5㎞手前に駐車して歩きます。

堰堤を4つ越え1㎞ほど行くと、早々に本日のハイライト、30m大滝。どう巻くか、下からしげしげ。

前日までの雨でぐずついた泥の急斜面…。先に上がらせてもらったのですが、途中スタンスの乏しい岩場で前後チェンジ。結局上から確保してもらいました。ほっとしたような、悔しいような。

大滝の落ち口に容易に下降できると予習していたけど、高く巻き過ぎたかな…? 

ここで今日の主目的の講習。ランニングビレイを取りながら登り、登り終えたら確保支点を作りビレイして、懸垂下降で降りるまで。

鹿ですね。合掌。

ひと息いれて遡行再開。ここから先は連瀑滝や美しい釜が続くルートとのこと。わくわく。

途中、ニリンソウが咲き残っていました。

ナメ滝が続きます。水量はあるのに、過去の記録よりどの釜もかなり浅い印象。昨秋の台風で埋まったのかも。

水晶沢の出合以降は、しばらく苔のゴーロ地帯。

支流が多く流入し複雑です。前回の宿題の一つ、地図! 頻繁に確認。

枯沢・詰めのログ上の最大傾斜は70度。稜線直下のザレは四つ足と根性で。

登山道に合流し200mほどで山頂。頭から足先まであまりに汚いので、ヘルメットに写ってもらいました(笑)。

復路は若葉と白い幹の連なるブナの森。陽がやわらかく射しこみ、時おり心地よい風が吹き抜けます。途中、エスケープルート(善六ノタワ)を詰めるほうが樹林帯で登りやすそうだったな~と上から物色。

山は感動だけでなく、リスクも共有するもの。一方的にそのリスクを背負ってくれているCLたちに、付いていくだけ、はもうやめたい。そう呟いた時のリーダーの一言、「俺のビレイと自己脱出くらいはできないとね」。お、重そう…。がんばります!!

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