高尾山 陣馬山 生藤山

通い慣れた高尾山口駅、久しぶりにやっぱりこの駅からスタートです。わずかな雨を感じるどんよりとした空模様ながら、樹々の緑は美しい。その緑に溶け込んでケーブルカーが下りてきました。紫陽花に見送られ出発です。高尾山頂を過ぎ奥高尾へは乳白色のべールにつつまれた登山道、うぐいすの鳴き声だけが静けさをいっそう際立たせています。

幽玄な杉林、若々しい緑の輝きがつつましい。景信山に着きました。雲がぐんぐん流れ高尾山方面の視界が開けてきました。明王峠手前あたり、雲間から日が差してきました。気温もじわりと上昇、それにしても暑い!これからの季節、低山ハイクは耐暑訓練・耐熱訓練になってしまいそう。

陣馬山に到着です。久しぶりのお馬さん、あっ、マスクしている!んっ?なわけないか、まぼろし~です。和田峠へ一気に降り、ここから生藤山へ向かいます。高尾山系のポピューラーな雰囲気から、より静かな山深い様相になりました。陣馬山の後に1000M弱のピークへ行くのは、お腹いっぱいの後、さらに大盛ご飯をお替りするような、ちょっときつい感じです。

それまでの歩調を変え、坦々とゆっくりゆっくり登っていきます。多少のアップダウンはあるものの、ほぼ登り基調です。あと1Kmの標識でがぜん元気が出てきました。緩やかに下りそして緩やかに登り、最後の100M急登、100Mってこんなに長かったかな?と生藤山、そしてすぐお隣の三国山です。どちらの山頂も樹々にさえぎられ展望はよくありません。背伸びして無理やり、の一枚。さぁ下山しましょう。鎌沢への山道は緩やかな下りで歩きやすくとっても楽ちん、とんとんとんと高度を下げあっという間に集落が見えてきました。

山の急斜面にお茶畑があちらこちらに広がっています。とても雰囲気の良い山里です。何だろう?歩いていてなんとも言えない心地よさ。目に入る一つ一つの情景に、心が満たされ深い味わいを感じます。う~ん、ぜひまた再訪しなければ。ゆっくりとクールダウンを兼ねながら、

藤野駅まであと少し

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