御前山 鋸山 大岳山
「その靴、ボロいね」とあるハイキングの時、某女史よりありがたきお言葉を賜る。それまでさほど気にもしていなかったので、そうかなぁと思いつつも、最近下りではよく滑っていました。早速、いつものYスポーツの年末セールへGO!「軽~いハイキングシューズが欲しい!」と靴その他を購入です。ガラポンの抽選3回まわして、出た球の色が3個それぞれ違う色、ラッキー!
新しい靴で奥多摩駅より出発です。
5分ほどのところよりむかし道に入ります。以前から歩いてみたかったルートです。良く整備されていますが、往時はもっと険しい悪路だったことでしょう。廃線が見えてきました。かつての水根貨物線、ノスタルジィを感じますね。むかし道と分かれ青梅街道を横切り、栃寄沢登山口に向かいます。日陰の林道はかなり冷え込んでいます。しばらく歩き、登山口に着きました。が、登山道崩落のため通行禁止です。事前のリサーチ不足でしたね。ここよりさらに林道を栃寄森の家に歩きます。いつ頃の車でしょうか、ボディーのみ野ざらし状態です。ちょっと寂しい雰囲気の登山口、ここから登山道に入ります。いつになく少し緊張気味です。
足早に高度を上げていきます。数日前に降った雪でしょうか、登山道は、うっすらと白いベールに覆われています。○○広場、○○の森など随所に案内が表示されとても分かりやすいのですが、反面、必要以上に気に取られ、進もうとするルートがあやふやになってしまいそう。頂上直下、やや強引にショートカットしました。赤布を確認できるものの、踏み跡は不鮮明です。階段状の本来の登山道に合流し、広く明るい御前山山頂に着きました。展望が良く、幾重にも連なる山々が、奥深い奥多摩の特徴を描いています。眩い太陽の陽射に、一気に身体も温かくなりました。
鋸山、大岳山に向かってすぐ出発です。御前山からしばらく続く下り、さすがに新しい靴、グリップが良く効きます。うーんなかなか良い感じです。でも転びました。
大ダワまで結構な距離、意外と時間がかかります。大ダワを過ぎ鋸山の登りですが、途中そのまま大岳山へ続く道がありました。こっちに行けば楽だろうなぁ。一瞬迷いましたが「山見て登らずは大ならしのの恥」との山の会精神(そんなのあったか?)鋸山の急登を行きます。登り始めて半分後悔、半分意地で頑張って頂上を通過です。大岳山への快適な道、振り返ると先ほど登った御前山が、さすがに奥多摩三山のひとつ、堂々とした姿を見せてくれます。
樹々の先には富士山が。大岳山からの展望が楽しみ、わくわくしてきました。ようやく大岳山に着きました。富士山は期待通りの美しさ!後は御岳山から下山するのみです。
今日一日で、今年登った山、そして来年登る山など沢山の山々を眺めることができました。
来週は安達太良山、そして年末は冬山合宿です。
こういう時だからこそ、明年は、希望にあふれ、希望輝く年にしたいですね。