長野県と群馬県の県境ルートから御座山へ
2021年4月10日(土) 長者の森~ぶどう峠~赤火岳~御座山~長者の森
御座山に登る。長野県にある二百名山の山、御座と書いて「おぐら」と読む。よく使われている登山ルートは山の北側と南側にあるが、今回は行きに長野県と群馬県の県境バリエーションルートを、帰りは一般の登山道から下山した。
■長者の森~ぶどう峠
長者の森駐車場の手前の路肩に車を止める。ここからぶどう峠まで車道歩き、道路は冬季閉鎖のため、車を気にすることなく歩ける。1時間程でぶどう峠に。峠は長野県と群馬県の境にあり、ここでは休まず県境ルートへ入り込む。
■ぶどう峠~赤火岳
群馬県の標識の横から県境尾根に取りつき、やや急な斜面を直登する。踏跡は明瞭、薮もなく歩き易い。高さ50m程のアップダウンを繰り返えし、ピークではルートを見失わないようにGPSとコンパスで方向を確認した。鞍部は風が通り抜け寒い、駐車場で氷点下だったので、ここも氷点下と思われる。落葉樹林帯で新緑にはまだ早く、枝の間から遠くの山並みが見通せる。
赤火岳山頂直下は、今回のルートの中でいちばん急な斜面。幸いにも県境杭の整備のためかピンクリボンあり、さらにトラロープがジグを切るように張られ、これを辿って登り赤火岳山頂に到達。周りは樹木で覆われ見通しはきかない。
■赤火岳~弥次ノ平
赤火岳山頂から急な斜面を下り、なだらなか登り下りの後、いくぶん広い尾根を登る。このあたりから植生が代わりはじめ、シャクナゲが見られ、針葉樹が多くなり周辺の山々が望めなくなる。登るにしたがい倒木も多くなってくる。そして薄い踏跡を辿って弥次ノ平に到着。乾いたコケの上に座って休息、コケが座布団のようにふかふかで心地良い。
■弥次ノ平~御座山
弥次ノ平から先は踏跡が薄く無い所もあり、倒木あり、シャクナゲの藪あり、とにかく歩きずらい。さらに、尾根上には所々岩稜が現れ、岩を登るか、右に巻くか、左に巻くか、ここは野生の感で歩きやすいルートを選んで進む。地図を見るときの目印にしていた送電線、その大きな鉄塔の下を抜け、御座山山頂に向けゆっくりと登り、ようやく一般登山道に合流。一般登山道は踏み固められなんと歩きやすいことか。避難小屋を越えるとすぐに御座山山頂に着いた。ここまで人と会わなかったが、山頂にはハイキング姿のグループが何組もいる、登り易いルートがあるようで気軽に登れるのでしょう。
御座山山頂からの展望は良く、西に八ヶ岳、北に浅間山、東に両神山が見える。しばらく景色を楽しむ。
■御座山~長者の森
一般登山道を下る、途中、前衛峰の登り返しがあり息が上がる、それでも今まで歩いたルートに比べてみれば、さほど苦にならない。白岩への分岐から長者の森までは、登山道が整備され人がすれ違い出来るほど道幅が広い。御座山山頂から2時間程で長者の森に戻る。