朝日連峰100・200・300
アクセスの悪い広大な山域をどう歩こう。あれこれ悩んで、大朝日岳(100名山)・以東岳(200名山)は日暮沢ルートから1泊、一度下山し、祝瓶山(300名山)は大石橋登山口から登り返すことに。
夜明け前に出発、初日はまずピークを3つ越え竜門小屋へ。日照が短くタイム設定が厳しいだけに、主稜線に小屋が見えた瞬間が嬉しかった。9時20分、ルートタイムの6割ほどで到着。
避難小屋ながら、フローリングの居室に緩やかな階段。トイレとも前室で仕切られていて快適!
数日前まで出ているとの情報だった小屋前の水は凍結で取れず、ちょうどホースの撤収に来ていた管理人さんと源水へご一緒させてもらった。宿泊装備をデポして、いざ大朝日岳へ往復6時間分のピストン。近づいてみると、なかなかピラミダルな山容。
山頂まではずっと、快晴・大展望の道。北側正面に月山、その左奥に鳥海山、右奥に八幡平~岩手山。
南側に、吾妻連峰~磐梯山(櫛ヶ岳との双耳峰)~飯豊連峰。
飯豊連峰の手前に、あさって登り返す祝瓶山(画像中央)。尖ったピークが格好良い!
西側奥に、明日向かう以東岳。遠いな~。
14時半、予定より早く小屋に到着。明るいうちに乾杯しつつ翌日の支度。日本海に夕日が沈み港が灯ると、圧巻の星空に。
翌朝、まずは以東岳へ往復9時間分のピストン。5時過ぎに出発、気温3℃。朝日の昇る稜線は、7月に大行沢から登った大東岳方面。
陽射しが出ると暖かいけど、以東岳手前のコルの池塘には薄氷が。
10月末に、咲き残りのマツムシソウ!!
8時半、以東岳登頂。ずっと歩いてきた稜線の向こうに大朝日岳。やっぱり遠かったな~。
山頂から、大鳥池と以東小屋。本当はこちら側から縦走したかったけど、山頂から望めて満足。
30分たっぷり休憩して、さぁ小屋へ戻らないと。
小屋で宿泊装備を回収し、15時半、日暮沢に下山。出発時は夜明け前で分からなかったけど、登山口も素晴らしい黄葉だった。総距離42㎞、累計標高差3540m。小屋泊まりで装備が軽かったから、まだまだ歩けそう。明日は予定通り祝瓶山を登り返す。
温泉・食事・車中泊を挟んで、朝日連峰を北から南へぐるっとまわり込み、大石橋登山口へ。6時半、まずは吊り橋を渡り、渡渉を二度繰り返す。
あいにくの雨だけど、落ちたばかりの葉で彩られた道を行く紅葉ハイク日和。
ガスとともに、次第に雨も上がってきた。山肌の紅葉が見事。
展望には恵まれなかったけど登頂。山頂は貸し切り。
細尾根の急坂が続くので、濡れ落ち葉ですべって転落しないよう、下りは紅葉を楽しみながら慎重に下山。3日間の総距離51㎞、累計標高差4620m。充実の3日間でした。
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