カムイエクウチカウシ山

5年前に林道閉鎖で行けなかったカムイエクウチカウシ山に行きました。

今回は大洗から「さんふらわあ」に乗って行きました。

時間はかかるけど、金額が安い&ガスカートリッジ・熊スプレーなども持ち込める利点があります。苫小牧で下船後、レンタカーで帯広市内へ。チェックしていた温泉とスーパーで買い出しする。

札内川ヒュッテへ向かう頃には夕暮れ時、最後の町あたりから、ヒュッテまでの30Kmくらいは全く人や車と出会いませんでした。

ヒュッテには大学生と見られ4人が片付けをして2階に上がったので、1階を使わせてもらいました。

翌朝、大学生?は上の二股まで行くと言って早く出るが、八の沢出合で泊まる自分はゆっくり出発、とは言ってもやることもないので8時過ぎに出発しました。

林道歩きで7ノ沢出合まで、ここから八の沢出合までは徒渉をしながら広い河原歩きとなった。

途中の中州に大きな熊フンを発見!見通しは良いので、近くにいないことを確認しながら歩きました。

河原から一段高くなった林の中に踏み跡があったが、この時はあまり気にせず、河原歩きをしました。

8ノ沢出合に近づいた頃、先行の4人が釣りをしていて、25センチくらいのヤマメを釣り上げていました。

聞くと、一人が足を痛めたので、八ノ沢出合に泊まり、明日は帰るらしい。

13時前に八ノ沢出合着。弱い雨が降ったりやんだりを繰り返しているので、早々にテントに入る。

翌朝も弱い雨が降っている。出発準備を整えていると、昨日夕方に到着した単独の女性が声をかけてきた。

雨なので行くか止めるか迷っていると言う。初めて会う人と山行をともにすることは、いつもならしないのだが、この時は何故か「もし良かったら一緒に行きませんか」と誘いました。

彼女は少し考えて「お願いします」と言ってきたので、同行することになりました。

彼女はOT山岳会に所属しているとのことで、少し安心感がありました。

八ノ沢のゴーロを暫く歩く。徒渉はほぼ飛び石づたいに行けるので、沢に入ることはあまりない。

標高900mくらいから勾配がきつくなり、左岸側に踏み跡がつけられている。

999m付近?の2俣ではテント2~3張りくらい張れる。

所々にピンクテープが付けられているので分かりやすいが、1090mあたりでスラブ状の沢に入り込んでしまい、50m位登ったところで、引き返す羽目になった。戻ってみると間違った沢の所に赤テープが、そしてその向こうにピンクテープが付いていた。もう少し視野を広く見ていれば見逃さなかったのだろう。

右岸からの支流は50m~100m超えの滝となって急斜面を落ちている。この山域では名も無き大滝が沢山あるのでしょう。

やがて傾斜が緩むと8ノ沢カールに出る。

道なりにトラバースしていくと稜線に出た。やや風が強い。 山頂はガスって何も見えないが、何年も思い描いていたところなので、感慨深い。

早々に下山し14:30テントに到着。1300mの高低差で約9時間の行程でした。

同行者の女性はテントを撤収し下山したが、自分は無理せずもう1泊。

翌日、早めに撤収し下山。今度は林の中の踏み跡を出来るだけ辿っていったので、歩きやすいが時間的にはあまり変わらないようだった。入り口全部にピンクテープがあるわけではないので、注意して感を働かせないと行けないみちでもある。

車で濡れた服を着替え、アヤさんと待ち合わせている帯広空港へ向かった。

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