高尾山 時計回りに360°
昨年の12月、高尾山をぐるっと一周したコースを今度は時計回りに歩いてみました。昨年の様子はこちらをご覧ください。
高尾駅南口より出発。しばらく歩き、住宅街の急な坂を上ったところが尾根の入り口になります。落ち葉に覆われた尾根道は歩きやすいのですが、小刻みなアップダウンが続きます。時折聞こえてくる列車の音、高尾山口駅のアナウンスが静けさをいっそう際立たせます。東南に位置する草戸峠からの高尾山です。草戸山に着きました。標高364m。この数字、まったく関係ありませんが、1年のうちの日数に置き換えると大晦日の前日、小晦日になりますね。左手に城山湖が見えてきました。背後には都心の高層ビル群も見えます。三沢峠に到着です。草戸山だけを楽しむなら、高尾山口から歩きここを右に行くのが一番のお手軽コースです。直進し、大垂水峠へと向かいます。津久井湖の美しい展望が見えてきました。丹沢の山々とともに真っ白な富士山が姿を現しています。この季節、晴れの日はほぼ100%富士山が見られますね。大垂水峠への道は台風と大雨により一部崩落しています。少し迂回して甲州街道大垂水峠へ。ここから小仏城山へは一丁平を経由するややゆるやかな勾配のルートと、直接城山へ向かうルートがあります。時間短縮のためダイレクトルートへ進みます。が、結構な急登です。かなり弱気になりつつ、我慢がまん。城山からも富士山がよく見えました。少しぬかるんだ道を下り小仏峠へ。本日三つ目の湖、相模湖と富士山です。今日の工程のほぼ真ん中、西北方向景信山からの高尾山です。高尾山全体の様子はこのあたりが一番良く見渡せます。つい最近降ったのでしょうか、少し雪が残っていました。ゆるやかな登山道を進みます。陣馬山との分岐点を右に、堂所山への急登を行きます。堂所山の山頂には立派な標識がありますが、裏手に忘れ去られたように古い標識が括り付けられていました。美しい熊笹の道をトントンと下っていきます。凛とした杉木立がとてもきれい。あとは快調に下るのみと思ったのは大きな勘違い、関場峠を過ぎた後はアップダウンの連続です。本日後半の上り下り、拷問のような繰り返しはかなりキツイ。それが八王子城址まで延々と続きました。トホホ、、、な気分。北方向の城址から今日最後の高尾山です。昨年は街灯りを眺める時間になってしまいましたが、今回は明るいうちに高尾駅に戻れそうです。西からの光を浴び都心のビル群が輝いていました。