梅雨入り前の森歩き 柳沢峠~大菩薩嶺~奈良倉山

猿橋に車をデポして電車に乗り、塩山でバスに乗り換え柳沢峠へ。西沢渓谷方面のバス停は大行列だけど、こちらはガラガラ。ちょっとマイナー過ぎたかなぁ。
新緑と静寂に包まれた苔の美しい路。足元もふかふかで快適です。
六本木峠・葡萄沢峠・手庭峠・寺尾峠を経て丸川峠へ。
深田久弥の『日本百名山』によれば、青梅街道が丹波川に沿って付け替えられたのは明治初年とのこと。往時の旧街道の名残りでしょうか。
コシアブラが頃合いでした。
大菩薩嶺~大菩薩峠はハイカーや山旅ツアーで賑やか。マスクをして足早に通り抜けます。
熊沢山へ出ると、再び静寂の路に。山桜が残っていました。
「牛ノ寝」の名の通りの穏やかな路から、榧ノ尾山、狩場山を越えていきます。聞こえるのは動物の気配と鳥の囀りだけ。
気温10℃。しっとり・ひんやりとした幽玄な森。
17時前、予定通り棚倉小屋跡に到着。テントを張り終え一息入れた途端、一気に降り出しました。
翌朝、ちょうど雨も上がり、ギリギリ晴れ女の本領発揮です。10:38のバスを目指して、CT残5時間分を歩く予定で5時にスタート。
大マテイ山・鶴寝山を越え、松姫峠に一度下って奈良倉山への登り返し。松姫峠から先は林道が整備されていました。
林道から逸れて歩くのも楽しみのひとつ。
十文字峠・佐野峠を抜け西原峠で8:20。CTはあと1時間。10:38の1本前、9:01のバスに乗れるかも…。
傍らに山椒が自生する、穏やかな勾配の付けられた良く手の入った素敵な路でした。もったいないと思いつつ30分で駆け下り、大汗かいてバスに乗車。貸し切りで助かった(笑)
せっかくなので猿橋で下車して、日本三大奇橋を観光がてら歩いて車へ。
「牛ノ寝」の名の穏やかな路を散歩のつもりで歩いてきたけど、ログを見ると累積登り2550m、累積下り3550m、距離32㎞。水場もなかったので荷物も重くて、予想外の筋肉痛(笑)

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