奥多摩ハイキング 鋸山~日の出山
岳友が折りにふれ奥多摩の素晴らしさを話してくれる。地図を広げると山もルートも数多い。台風直前、奥多摩駅8時45分出発。選んだのはバスに乗らず行ける山、鋸山です。
駅からすぐに登山道となる鋸山に登り、大岳山、御岳山、日の出山を経て日向和田駅へ向かうことにしました。初めてのルートは街中で登山口を見失いがちです。多摩川に架かる昭和橋を渡ったところが登山口、立派な案内板がありました。
急な石段を上り愛宕神社を経て鋸山へと進みます。名前の通り結構ごつごつとした岩場も多く慎重に。1時間35分ほどで1,109m鋸山まで一気に登りました。10時20分、順調な滑り出しにこれからの行程に少し心の余裕も生まれました。天気も良くここから大岳山まで、歩くのがとても楽しくなる快適な登山道です。1ピッチ、50分ほどで大岳山に到着。結構人気のある山なのかそれまでの静かな登山道と打って変わってそこそこ人も集まっています。
本日の最高地点1,266.5m、この山頂からはやっと展望も開けてきます。
大岳山から御岳山に向かう頂上直下は大きな岩場、慎重に下降、これ以降のルートは登りがほとんどなく、どんどん標高を下げていきます。
御岳山への途中「ロックガーデン」の文字が目にとまりました。先週の沢登りの時、車中で話題になった所、せっかくなので立ち寄ることにしました。別名「東京の奥入瀬」と呼ばれ、渓流と露岩の間に作られた1kmほどの遊歩道のようです。岩の左下に白く小さく見えるのが「綾広の滝」、比べると岩の大きさが良くわかります。
登山道に戻り先へと進みます。今日のルートはハセツネCUPのコースの一部、長谷川恒夫の記念碑もありました。御岳神社の門前から日の出山方面へ。気を付けていないと通り過ぎてしまいます、と言うか実際通り過ぎてしまいました。
ここでお花の写真を。お花としか形容できないのがちょっと悲しい。トレラン女子が「あっカワイイ!」と駆け抜けて行きます。どうせなら花の名前を叫んでほしかったなぁ。日の出山への道も歩きやすく初秋の風が気持ち良い。春先には憎まれ役の杉木立も、今の季節は木版画のようなコントラストが美しい。今日の最後のピーク、日の出山13時25分到着。これから下山する方面の街並みが望めます。ここからは多くの人がつるつる温泉、武蔵五日市方面へ向かいますが、私は三室山から日向和田駅へと歩きます。
15時20分、無人駅ながらモダンな日向和田駅着。当初の予定時間よりも早く到着できました。きょう一日、とても快適でそしてしたっぷりと歩きごたえのあるルートでした。奥多摩のほんの一部をかすめただけですが、次回への楽しみも膨らんできます。