雨降山 権現山

上野原駅よりバスに乗り用竹へ。秋の気配いっぱいの山里の村、「墓村」という地名に思わず2度見してしまいました。後で調べたところこの地名に誘われて?訪れた人もちらほら。ある方のブログを引用させていただくと「ここで墓村という集落名の謂われについて述べようと思うが、一言で言えば不明である(上野原町史より)。武田信玄の時代に墓造りをしていたという説もあるようだが、その真偽の程はわからない。」とのことでした。

途中、登山道への標識を見落としたようです。

墓村の最深部と思われる林道の終点より稜線の登山道を目指します。途中、踏み跡不明瞭なところもあり、あえなくコースアウト。稜線の登山道目がけ、木の枝々をかいくぐり力技で登って行きましたが、しばし逡巡。今日は慎重に、と思い直し、怪しげポイントまで戻ります。やっと確信の持てる踏み跡から稜線上の登山道へ合流です。視界の開けたところに着きました。上野原の街並みから南方面の山々、次は向こう側の山に登ろうかな。カラりと明るく気持ちの良い登山道です。空高く、梢も高く天に向かって伸びています。雨降山に到着です。樹々に囲まれ、この山頂からの展望は良くありません。枝越しに見える富士山も、山頂付近は雲に覆われています。今日は富士山無理かな、と思いつつ権現山へ向かいます。

冷たい風が強くなってきました。ゆったりとした勾配からぐんと急な登りに。

青い空を背景に権現山山頂が見えてきました。山頂からは360度の展望です。タイミング良く山頂付近の雲が風に飛ばされた富士山の姿がくっきりと。もちろん奥多摩の山々も屏風のごとく、いや、それ以上の広がりで視界に入り切れません。

富士山ばかりを愛でるのは、奥多摩の山々に失礼になるので、代表して左奥に雲取山、正面に三頭山です。眺望を充分満喫し扇山に向かいます。登山道は落ち葉に覆い隠されています。浅川峠、扇山まで、落ち葉を蹴散らせ、落ち葉のラッセルです。最初は楽しく、そのうち疲れたぁ~状態、、、

扇山に着きました。山頂の標識、この傾きを直してあげたいですね。

気がつけば、先ほどまでの冷たい風は何処へやら、温かな陽射です。

面白いことに気がつきました。この山頂、小さなカルデラ状になっています。かつて扇山が火山であった時代の名残、な訳ないか。雨水による浸食でしょうか。

百蔵山方面へ歩き、分岐を鳥沢駅に下山です。

ゴルフ場脇の林道、午後の秋の光を浴び、とても心地よい下山となりました。富士山ともこの辺りでお別れです。中央高速を走る車の音、中央線を走る列車の響きがが聞こえてきます。

鳥沢駅まで、あと、もう少しの頑張りですね。

そういえば、こんな季節にも行きました。

権現山 雨降山 | ならしの山の会 (narashinoyamanokai.jp)

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