三頭山~笹尾根~三国山

武蔵五日市駅よりバスに乗り、三頭山の登山口、都民の森へ向かいます。都民の森より登山道へ。よく整備された道は立派な森林館を経てほどなく鞘口峠に到着。右に折れれば趣のある名前の月夜見山、三頭山へは左に進みます。ぐいぐい登っていきます。雲が多いながらも青い空が見え、三頭山の代名詞、ブナの樹々も美しい姿で迎えてくれます。三頭山東峰の展望台からは奥多摩三山の大岳山と御前山が見えます。東峰・中央峰・西峰と三つのピークを登ります。西峰からの眺望、残念ながら富士山は雲に隠れて見えません。これから笹尾根、長い長い行程になります。ブナの葉と、差し込む光の競演にしばし見とれ、歩みを忘れてしまいます。明るい山稜は何処まで行っても緑、緑、緑に輝いています。時折吹き抜ける涼風はとても爽やか。この尾根はいくつものピーク、槙寄山・笹ヶタワノ峰・丸山・土俵岳・熊倉山があります。全体には下り基調なのですがそのたびにアップダウンの繰り返しになります。そしてそのピークに寄り添うようにいくつもの峠が交わっています。長い尾根歩きのちょうどよい位置確認、気分転換にもってこいのポイントになります。ほとんどの峠が、中央線・山梨県側への道と奥多摩・桧原村方面へ抜ける道に交差しています。いろいろなルートを組み合わせ、バリエーションが広がりますね。雷雨になってもおかしくない空模様になってきました。先を急ぎます。遠く雷鳴が聞こえてきました。雨に降られる前に歩き終えたいですね。いつのころから呼ばれるようになったのでしょうか?笹尾根という名前通り尾根道は笹で覆われているところが随所にあります。だいぶ歩いてきましたね。午後の日差しに樹影も心なしか黒々と感じるようになりました。浅間嶺・浅間峠、このあたりの道は甲州古道として、またかつては生活道路としても使われていたとのこと。往時のロマンがよぎります。ここを過ぎれば熊倉山、三国山までもうひと頑張りです。おっと、まだまだ登りがあったのですね。最後のピーク三国山からは蒲沢へ下山します。中央線側の山々と、街並みが見えてきました、山里にはまだまだ夏のエネルギーがみなぎっていました。今年の夏はとても長~く感じます。あっ、のんびりしていられない、まだ藤野駅まで舗装路歩きというあまり楽しくもないオプションが残っていました。

今日一日、良い天気でしたね~。これから電車に乗って帰ります。

乗換えの高尾駅、日が暮れるのが少し早くなりましたね。季節は確実に流れています。

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